インフォニックは、2005年に京都で創業したSIer（システムインテグレーター）です。現在は関西圏・首都圏を中心にクラウド導入支援、社内ネットワークの構築、システム開発といったITサービスを提供しています。わたしたちのITサービスには2つの特徴があります。1つは、複数の製品やサービスを組み合わせてシステムを構築する“マルチベンダー”であること。マルチベンダーは、フラットな視点で状況に合わせたベストなソリューションを提案できることが強みです。もう１つは、クライアントとの直接取引（一次請け）が多く、業務の分析から改善提案、要件定義、設計、構築、開発、導入後の保守・運用まで、システム開発の全工程をワンストップでサービス提供できる体制が整っていること。二次請けや三次請けが中心の会社では、開発以降の下流工程の業務が多くなりますが、インフォニックでは、業務の分析といった上流工程から幅広いフェーズの業務を経験することが可能です。

インフォニックの社風の特徴は大きく分けて2つ。「風通しのよい人間関係」と「新しいことにチャレンジする姿勢」です。ほぼすべてのプロジェクトはチームが主体的に運営しているため、意見がしやすい環境やチームワークを重視しています。新人の意見でも優れた提案は採用し、これまでのやり方を見直すケースもあります。社員同士の関係がフランクで、上司が部下に意見を求めることも多く、直接、社長に意見ができるように、社長と社員との「1on1ミーティング」も定期的に行っています。一方で、現状に満足せず、前向きに新しいことへ挑戦する企業文化が根付いており、エンジニアは基本的な技術を身につけたうえで、自分に最適な業務を選択することが可能です。また、社員の平均年齢は34.5歳で、多様性を重視して、女性や外国人のエンジニアの採用が多いことも特徴です。

わたしたちは、IT技術を駆使することで、これまで多くの時間や労力を費やしてきた業務から、人々を解放していきたいという想いのもと、事業を発展させてきました。そこで積み上げてきた技術や経験を活かして、社会課題を解決していくことがわたしたちのミッションだと考えています。たとえば、京都府舞鶴市との取り組みでは、ITの力で持続可能な地方のまちづくりに寄与することを目的に舞鶴支社を開設。地方で暮らしながら最先端のシステム開発の仕事に携われる環境を整備し、多くの雇用を生み出してきました。流通におけるコスト削減や時間短縮といった社会課題を解決するため、バーコードに変わる次世代の自動認識技術と言われる物品管理システム「レコピック®」の開発にも参画。インフォニックは社会の発展とともに成長を続けていきます。

インフォニックには、卓越した技術よりも、大切だと考えるものがあります。
それは「信頼しあえる仲間と仕事をして、一緒に苦労し、成功して一緒に大いに笑いたい」と思う気持ちです。
インフォニックは、たった一人で現場に派遣される仕事からスタートしました。
設立当初はブローカーを何社も何社も経由しました。自分の会社名さえ名乗れませんでした。そんな経験が仲間と共に作り上げたいという思いを強くしたのかもしれません。
だから、採用面接では応募者がそんな仲間との一体感を求める思いがあるかどうかを見ています。
たとえ、世界一の圧倒的な技術力がある人材が来ても、「仲間と一緒に苦労し、一緒に成功し、喜びたい」気持ちがなければ、インフォニックは絶対に採用しません。
他社とは全く違うやり方で、チームワークを最優先の価値観とし、トップ主導型ではなくボトムアップ型で、たったひとりのエンジニアではできないことも仲間が集まれば実現できると信じています。
チームワークは、インフォニックでは変わることのない最も大切な価値観です。

代表取締役　菊地 宏